★愛猫ルルの日記★

名前:ルル

品種:チンチラ、ホワイト 

性別:メス

年齢:2歳半〈お年頃♪〉

好物:モン○チ、舌平目味

嫌いなもの:人間の女

性格:のんびり

住まい:高層マンションの一角

夢:人間になること

飼い主:真壁光一朗

4月13日(あめ)

朝目が覚めたら、煙るような雨が降ってた。
キャビネットの上に、ぴょこんと飛び乗って、冷たい硝子に鼻先をくっつけて、お外を覗いたら、なんだか、いつもの景色が、ぼんやりと霞んで、悲しそうだった。

しばらくじぃっと眺めていたら、ご主人様がコーヒーを飲みながら、ルルを優しく抱き上げて「何見てるの、ルル?」と聞いてくれたの。

「雨降ってるよ」と言ったのに「お腹空いたのかい?ちょっとまてってね」とモ○プチを開けてくれた
「ちがうよぉ〜」と足下で抗議の声を上げたけど、美味しそうだったから、やっぱりルル、食べちゃった。

どーして、ご主人様には、ルルの言葉が分かんないんだろう?ルルにはちゃーんと分かるのに・・・・・

ルルはなんだって知ってるの。ご主人様のことはみんな。

だって、ルルはご主人様が大好きなんだモン。

それなのにご主人様ッたら、ルルにあんな、高慢ちきな雄猫とお見合いさせるんだからやになっちゃう。

ネコもいつかは人間になれるかなぁ・・・・しっぽとお耳が取れて、ルルが可愛い女の子になったら、ご主人様はあの男の子を見つめるような目でルルのことを見てるれるかしら?

ご主人様の一番大事な人。

ルルにだけ、そっと話してくれる、切ない想い・・・・・・・・

「もっとルルみたいに甘えてくれるといいんだけどね・・」

いつもの電話をかけ終わったあと、お膝に載ってゴロゴロと喉を鳴らしているルルを撫でながら、ふっとそう呟くとき、ご主人様は、とても綺麗な顔で、どこか遠いところを見つめるの。

う−ん。なんだか悔しいけど、ルルはあの男の子のこと嫌いじゃないのよね。ルルを撫でてくれる手がとっても暖かいから。

昔、何度か来た事のある、香水ぷんぷんの女よりずっとましだもの。

いつか、ルルも人間の女の子になれたらいいなぁ・・・・・・・

そうしたら、ご主人様をあの男の子と取り合うの。

喧嘩しながら、じゃれ合いながら、きっと、きっと、楽しいはず。

おお、ルルちゃんて、こんな事考えててたんですねぇ〈笑〉

いつか人間になった、パロディ書いて裏に上げようかな〈爆〉